【その2】
新居関所周辺整備が進む中、行政の方たちにまちづくりの全てをお任せするのではなく、地元地域の人たちがまちの将来像を考えながら、自ら主体的にまちづくりに関われないだろうかと、平成22年12月より「新居関所周辺町づくりの会」の定例会の中で、周辺自治体(泉町)の方々や関所周辺で商いをされている新居町商工会の皆さん等に集まっていただき、ワークショップをしながら関所周辺地区の活性化について話し合い、活性化イメージの共有を図りました。
  メンバー:泉町地区、泉町発展会、新居町商工会商業部
        新居関所周辺まちづくりの会(事務局:新居まちネット)
協議日程:平成22年12月〜平成23年3月 月1回 全4回開催
協議内容:第1回/新居関所周辺のまちづくり構想の意見交換
■協議内容:第2回/新居関所周辺のまちづくり施策の意見交換
■協議内容:第3回/新居関所周辺の活性化とは
■協議内容:第4回/新居関所周辺の活性化に向けての提言のまとめ



→整備計画について
→協議会に至るまで
23年度取組について

様々な意見が飛び交う中で、次第にまちの活性化のイメージが浮かび上がってきました。同時に整備計画について地域の人はまだほとんど理解していない、イメージや提案をどう行政に伝えたらいいか分からないというような問題も出てきました。
 
  そして話し合いを重ね、まとめたものを提言書にして平成23年3月24日に湖西市長へ手渡しました。提言の要点は次の通りです。 
新居関所周辺の活性化とは
  新居関所周辺の活性化とは、一度に多くの観光客が訪れるよりも、先ずここで暮らす人たちが、地域の良さ・らしさを実感し、楽しみながら盛り上げていくことが重要であると考えます。まちの中で暮らす人が「まちを思い」「まちに学び」「まちと共に行動する」ことで自分たちが望むまちをお互いが協力して創っていくことと考えます。
 
まちに活気を呼び込んでいくために検討していく課題
  ・市民が楽しめる新居関所周辺の活用について
・復元される新居関所施設の活用について
・整備に伴うデザインなどの合意形成について
・観光客による相乗的な集客に着目した商業も活性化する仕組みづくり
 
市民より発案する参画と協働の取り組み
  平成22年度に策定された湖西市の総合計画の中では、その将来像に市民協働で創る「市民が誇れる湖西市」がうたわれています。この新居関所周辺の取り組みは、市の政策に市民からの発案で参画と協働を促していくものとなります。
計画づくりをすべてを行政だけに任せて行うのではなく、「市民や地域が行うもの」「行政が行うもの」「市民や地域が行政と協働して行うもの」という役割分担の整理をしながら、
市民が責任を持って主体的に地域を運営し、観光や商業も活性化する仕組みづくりを行っていきたい。
 
これらの課題に取り組んでいくために今後もより多くの方たちと関所周辺の活性化を考え、話し合い、情報の発信をしていく場として、新居関所活性化協議会を立ち上げることについても報告しました。

平成23年度はこの協議会の中で国の特別史跡である新居関所を中心とした地域・商業の活性化の仕組みづくり(体制づくりと計画・構想など)を進めていきたいと思います。
  
 
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